エリアゲーム開幕!

こんにちは。テスター・マダラです。
記事を書いている10月初旬、いよいよ北関東全般にエリアゲームのシーズンインですね!

今シーズンは是非とも皆さんに1ランク上のステージへ上がってもらいたいと願い、この連載を続けていきますので、しっかり読んで、釣り場へ行って練習してくださいね!

さて、開幕してからの魚の動きについて考えてみましょう。
シーズンインのオープン当日と言うのは、フレッシュな魚、つまりまだ釣られていない、学習していない魚が満ちています。
このような機会はそうそうあるものでも無いので、一度は経験しておくと良いと思います。

フレッシュなトラウトは、ルアーパワーの強いものへと果敢にアタックしてきます。
ゴールドベースのカラーを使う事は皆さん知っていると思います。
そしてだんだんパワーを落として釣っていく、これがセオリーとなってますね。

問題は開幕後1ヶ月くらいの間に釣行する場合です。

最初のフレッシュな魚達は一気に釣り上げられ、学習が相当に進んで怯えた状態が続きます。
その状況のポンドへ、追加でフレッシュな魚を足していっても、多くの怯えた魚の雰囲気の呑まれて思ったほど高活性になりにくい場合もあります。

そういう難しい日にあたった場合、チャンスと考えましょう。
なぜなら、文句タラタラ言いながら釣行しても、その日に釣りしている事実は変わらないのですから、その日の中で出来るベストな事をするほうがプラスになります。

そして、魚が沢山いるのなら、必ず答えがあるのがエリアゲームです。

事実、ウチの釣り場でも昔は誰も釣れない時間もあり、お手上げと思われる状況もありました。
しかし自分も含め、多くのマニアが打開策を講じ、実践し、難しい日でも少しずつ状況分析が出来て釣れるようになっていったのです。

何故難しいのか?
そして、そういう場合はどうすれば良いのか?
ここを追求しない限り、新たなステージには上がれません。

話を戻しますと、10月前後に開幕した釣り場の場合、オープン後の1ヶ月くらいは、何タイプかの魚が居ます。
まず、釣られた、もしくはヒットしてフックアウトした魚。
それと、釣りコボシの魚。
そして、繁殖期絡みの喧嘩ばかりしている魚。 

釣られた魚に関しては、ルアーへ興味があって真っ先にアタックした魚、と考えると、好奇心は強いタイプ。 これらは、ルアーパワーをダウンしていくベーシックな方法で釣れます。

そして釣りコボシの魚。
これは、例えば10人のビギナーグループが同じ場所で1日釣りをした場合、そのグループの目の前の魚は人為プレッシャーで怯えが入って釣りずらくなるものの、ルアーへの学習はそれほど進んでいません。
悪い言い方ですが、ビギナーさんはローテもあまりしないので、ただルアー爆撃に怯えただけです。
そういう魚を、パワーの強いルアーで探りながら釣っていく。
これは大きなポンドに有効です。
狭いと全体的に学習、プレッシャーが進むので、釣りコボシが少なくなります。

最後に繁殖期の魚。
これが長年答えが出せない魚達ですが、少しずつわかってきたのは、威嚇系の釣り方が有効。
今でこそ当たり前に言われているかも知れませんが、そもそもルアーフィッシングにおいて威嚇と言う説を唱えだしたのはメディア上では私が最初です。
20年くらい前でしょうかね?その当時は、マッチザベイト、つまり食性の考え方しか世に無かったのです。
しかし、魚が何かに対してアタックする理由は3タイプある、と言う説を昔の釣り雑誌に唱え、物凄い反響がありました。

この、威嚇とは、つまりテリトリーに対しての排除行為です。
居心地の良い場所に陣取っている魚ほど、邪魔者を排除しようとします。
これを誘い出す為には、ルアーパワーが強すぎると魚が逃げてしまうし、弱すぎると反応しません。
そういう意識を念頭に入れつつ、イメージを大切にしながらルアーセレクトして探ります。
具体的には、必ず派手なカラーが少しでも入っているルアーが良いですね。
アタックの質で、追尾か威嚇かわかります。
ガツン!と明確に強くアタックが出ているのに、ヒットしない。
これが同じような場所で何度かある場合、これは威嚇です。

このように、ただ1つのルアーをキャストするだけのゲームなのに、理由付けは沢山あるのです。
それを知っていて釣り上げてこそ、ゲームフィッシングであり、漠然と釣れればただの釣りです。
皆さんも精神面、技術面、共にレベルアップし、1日を通して楽しく釣りが続けられる境地に必ずなれますので、面倒がらずに、色々と試しながら釣りしてみてくださいね!

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