デッドスロー考察

お久しぶりの投稿となります。

毎日寒い日が続きますが、元気に釣りしてますかー!?

釣りは経験値こそが重要なファクターですので、釣りにいける状況ならば、ドンドン釣りに行って経験値を貯めましょう!
 

さて、今回はデッドスローリトリーブについての考察です。

要は「ゆっくり巻く」。

これだけの話ですが、果たして、キチンと出来ているかどうか、確認しながら釣りしてみて下さい。

スプーンと言うのは、泳げる速度の幅がだいたい決まってます。
スローすぎれば泳がない、早巻きすぎればクルクル回ってしまう。

自分の持っているスプーンが泳げる「速度範囲」を体で覚えていきましょう。

ただ、あえて「泳がさない」と言う釣り方もありますが、それは特殊なケースなので、今回は泳がせると言う事を前提のお話となります。

皆さんがいける範囲の釣り場で、クリアーポンドはありますか?
もしあれば、是非試してもらいたい事があります。

まず、ベスパの2.2gを、表層付近でスプーンが見えるレンジをキープしたまま巻く練習です。
これを、フロロカーボン2ポンドと、ナイロン3ポンドで同じ事をやってみて下さい。
ロッドポジションは水平です。

次に、ベスパ1gを同じようにフロロとナイロンで、表層付近をロッドを水平にしたままリトリーブしてみて下さい。

何か違いが解りましたか?

ナイロンで巻く場合とフロロで巻く場合、リーリング速度が違うのが解りますか?

フロロカーボンだと、結構早めに巻かないと沈んでいってしまいます。
逆に、ナイロンだと、1gの場合はかなりスローに巻いても沈まないのが解りますか?

これは目視であるから、目で見た情報で修正しながら巻けている状態ですが、マッディポンドの中層で巻く時は、イメージを掴んで巻く事が重要です。

冬の魚は、低水温時には行動範囲が狭く、遠くのルアーを積極的に追う事をしない場合が多々あります。

そんな時こそ、細かくレンジを刻み、色んな速度、色んなカラーを目の前に通す必要が出て来ます。

デッドスローでキッチリとレンジを刻んでこそ、再現性のある釣りになっていきます。

先ほどの、ナイロンとフロロでの違いを、トータルシステムで組んでいくと、色んな釣りに対応出来ます。

柔らかいロッドに硬いライン、硬いロッドに柔らかいライン、さらには浮力を考えつつフッキング速度も調整出来る、エステルラインにナイロンリーダーとかね。

アタックの質には色々あって、そのいずれも文章化は難しいですが、例えば、ツンツンとラインが少しだけ跳ねて、手元にもツンツンを感じるようなアタックの場合、掛けると言っても間に合いませんので、システムそのものにブレーキが常に掛かる、つまりガチガチなタックルシステムで試してみる。

それがダメならば、逆に柔らかいロッドにナイロンラインで、無重力感を出して、魚に大きく引っ張らせる。

こういう風に、ラインの特性を解った上で、デッドスローなり、システムなりに活かせていけるのです。

例えばですが、中層にやる気の無い魚がステイしていたとします。
この群れを、フロロカーボンラインでベスパ0.7gで通すよりも、ナイロンの浮力を使ったほうが、より一層デッドスローに巻けます。

しかし、魚がやる気が無くて、ついばむようなアタックしか出ない場合、ナイロンだけでは感じないし、もしくは感じてもフッキングパワーを送る速度が遅すぎてしまう場合があります。

そんな時に、フロロカーボンかエステルラインを道糸にして、リーダーだけナイロン、と言う組み合わせが活きてくるのです。

スローに巻きつつ、フッキング速度が早い釣り。

これは、PEでも出来ますが、PEラインと言うのは、高活性から中活性に向いたラインで、激シブでアタックが少ない時間帯には逆効果だと感じてます。
要するに、PEラインを魚が極度に嫌う為、ソコソコの活性時じゃないとダメだという事です。
それと、PEラインは風に弱く、横風でラインが浮かされてしまうと、レンジがバラついてしまいます。

PEメインにシステムを組む場合は、放流直後から、ややシブまでの間が適しているでしょう。

次に、ボトムデッドスローの場合ですが、これは必ずしもスプーンが泳いで無くても構いません。
底を漂う物体を演出出来れば良いので、泳ぐかどうかよりも、巻くリズムが大事です。

例えば、デッドスローでボトムを感じつつ巻きながら、時折ロッドワークで誘いを入れて止める。
いわゆるボトムバンプに近い釣り方ですが、誘いと巻きのリズムのバリエーションを色々考えると、より一層釣れるようになります。

文章で伝わるかどうか解りませんが、例えば「ツーっと巻きつつ、チョン、またツー」とか、「ツー、ツー、チョンチョン、ツー」とか、巻きと跳ねの変化のリズムを色々考えるのです。

これはミノーイングにも当てはまりますが、その日、その時の魚と合うリズムがあるのです。

そういう事を考えながら、デッドスローのリトリーブゲームを楽しんで下さい!

Byテスター・マダラ

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